月刊レポート

月刊Bubble ~ 2021年5月版

こんにちは、けいです。

このシリーズではBubbleのフォーラムで毎月投稿される月次レポートを、日本人ユーザー向けに翻訳 & 書き直したものです。

日本のBubbleエンジニアにも、Bubbleのアップデートや最新の情報をお届けするので、お楽しみください。

元記事を読みたい方はこちら

 

monthly202105

Contents

忙しい方向けの今月のアップデート

  • バグサポートの対応時間が過去最短を記録
  • エンジニアチームの強化を予定
  • セキュリティ設定のデフォルト状態の変更
  • 新レスポンシブエンジンの進捗

それでは以下から、翻訳記事になりますのでご確認ください。

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月ごとのコミュニティ・アップデートとしてBubbleの水面下での出来事ついてご紹介します。先月のアップデートはこちらからご覧ください。2020年5月から開始したコミュニティ・アップデートは、驚くべきことに早1年となりました。

カスタマーサポートの過去最高記録を更新

今月は物事が上手く進んでいくことがたくさん報告できました。

当社の日常業務への投資において、一部に成果が見え始めています。特に営業時間内でのサポートリクエストへの対応時間は、平均1時間32分と過去最短を記録し、3月よりも26.2%も早く対応できました

それと同時に、幸福度調査による回答の質も向上しています。開発チームに報告されたバグ報告の解決時間も、これまでで最短となりました。信頼性の面では、今月はBubble規模でのシステム停止はなく、ロールバックが必要な新しいバグも以前より少なくなりました。(先日のForumでの問題は除いています)

 

また、ほとんどのプロジェクトが順調に進んでおり、雇用面でも大きな成果がありました。全体的に見て満足感と楽観的な気分で、当社は今月を締めくくりたいと思っていますが、Bubbleを当社が望む場所まで高めていくため今年はやるべきことが山積しています。しかし、前向きな勢いはたくさん確認できています。

 

5月の変化

今月Bubbleは、3つの重要なプロダクトリリースを行いました。

プライバシールールのデフォルト設定

プライバシールールのデフォルトを展開し、データTypeを作成してすぐにプライバシーとセキュリティを考慮するように変更しました。(詳しくはこちら)

privacy_default

安全なアプリの構築が非常に重要であると堅く信じており、こうした変化がエコシステム全体のセキュリティの基礎レベルにおける全体的な改善につながると考えています。アプリに非公開のデータを保存している場合は、プライバシールールを設定する必要があります。プライバシールールを設定していないデータが明示的に表示されるページがアプリ内にない場合でも、十分なスキルがあるプログラマーによってそのデータにアクセスされる可能性があります。プライバシールール設定のチュートリアルについては、動画、またはマニュアルを参照してください。

プライバシールールについては、ノーコードラボさんからも日本語で詳しく解説されたものがありますので、ご参考にどうぞ

 

エディタ内のデータを一括削除できる機能

度々要求されていたエディタ内のデータをデータタブで一括削除できる機能を追加しました。(参考記事)

 

インタラクティブでゲームのような実験的機能をリリース

インタラクティブでゲームのようなアプリを目的とした、いくつかの楽しい実験的機能をリリースしました。(参考記事)

上記のユーザ向けのリリースに加えて、新しいアセット構築システムの作業も完了しました。

目立たない変更ですが、将来のパフォーマンスと信頼性が大幅に向上しやすくなります。古いアセット構築システムによって、当社のバージョン管理システムにバグが体系的に発生しておりました。夏季にバージョン管理に重点的に投資する予定で、さらなるバグ修正や、アプリの変更部分を確認しやすくするためのユーザーエクスペリエンスの改善という形をとる見込みです。

 

リッチテキストエディタの一連のバグ修正

もう一つの取り組みとしては、リッチテキストエディタ機能の一連のバグ修正でした。

1ヶ月前よりもさらに安定していますが、既知の問題がいくつかあり、特にパフォーマンスの面でさらに作業を行う予定です。

前回のアップデートで述べたように、以前はバグレポートで大きく取り上げられるものの1つでした。完全ではありませんが、現在は大幅に改善されていると考えます。

ドキュメントをご覧の方はいくつかの変更点に気づいている可能性があります。例えば、動画を埋め込んだり、既知の問題についてさらにアップデートを予定しております。

 

コミュニティの活性

コミュニティの面では、素晴らしいBIPOCの創設者たちが参加したImmerse Demo Dayの第2回目を当社が主催できたことに感激しました。見逃した方は過去にさかのぼって動画を確認してみてください!

 

また、ブートキャンププログラムやコーチングマーケットプレイスにも投資をしています。コーチやインストラクターによる授業の管理がしやすいように、新しい教育者向けのポータルを導入しました。当社は、新しいプロフェッショナル版のブートキャンプの初成功から、今度はBubble初心者で、製品アイデアがなくても基本を学びたい人向けのベーシック版のブートキャンプをまもなくローンチする予定です。是非とも当社の製品をご覧ください。詳細はこちらから

 

App of the Dayの記事を新たに4つ公開しました。注目してほしいアプリを作成していましたら、ぜひBubbleまでご連絡ください。

 

また、新しいQuick Tipsビデオ20を9本公開しました。Bubbleの詳細を知ることができる素晴らしいリソースとなっています。

 

カスタマーチームでは対応速度を上げることに加えて、Bubbleのフォーラムで未返信のスレッドへ通知を送るためのBubbleアプリを公開しました。一般的に、フォーラムのみなさんは質問をした人に対して非常に優れた回答を行い、Bubbleサポートチームよりもはるかに早いスピードで質問に回答してくれますが、ユーザーよりもBubbleチームが回答に適した質問もあります。このような方法で、当社は回答を見逃さないようにしています。

 

今年の最優先事項

Bubbleチームにエキサイティングな新機能を追加しました。

今年の最優先事項のひとつとして、エンジニアリングチームの拡大があります。 現在、フルタイムのエンジニアは11人しかいません (そこにインターン生が4人も加わります) が、当社の製品がカバーする領域に比べて、正直なところ非常に小さなことです。

そうであっても、今月からジェン氏が、当社の採用活動推進に。クリスチャン氏がBubbleの開発部門の責任者として参加いただけることが報告できることを非常に嬉しく思います。

また、カスタマーサポートにコリン氏を迎え、ジミー氏を当社初のデータサイエンティストに、スティーブン氏を製品管理のインターン生として迎えることができ、とてもうれしく思います。

 

support@bubble.ioにアクセスすると、彼らの名前が表示されます。

 

数値的データの報告

以下に、今月の数値についての報告をします。

 

バグレポートまたはsupport@bubble.io経由の会話数:6,107 (6.2%減)

受信メッセージ数:9,833件 (7.1%減)

メッセージへの平均対応時間:(営業時間中1時間32 分、26.2%減)

開発チームに報告されたバグレポートの解決時間(先月に解決されたオープン・バグおよびバグの平均潜伏期間は4.0日(9.4日から改善)

 

今後の方針

現在は、Bubbleの成長に注力しています。当社にとって、現代はノーコードの世界では劇的な時代だと考えており、Bubbleが思い描く世界を創造する条件は整っていると考えています。

ノーコードエンジニアは必ずしも専門的なスキルである必要はなく、むしろより多くの人々の生活の一部である必要があります。Bubbleでやりたいことは他にもたくさんありますが、従業員40人の企業にとってそれは非常に難しいことです。そのため、上記で発表した採用情報には非常に興奮しており、エネルギーの多くをチームへの投資と成長に向けていこうと思います。

 

製品面では、Bubbleが信頼性の高い、確かで拡張可能なプラットフォームであることの確認に引き続き注力しており、(上記のバージョン管理作業を含む) 主要な機能のバグを減らし、バックエンドの取り組みを継続してパフォーマンスの改善に引き続き投資していきます。

 

現在の取り組み

APIコネクタに対して、より使いやすくて有用な機能になるよう調整を行っています。

 

Bubble構築のプラグインに関するドキュメントの更新に取り組んでいます。ドキュメントの多くは点在されていたり、内容が古かったり、存在していなかったりしたので、高品質で一貫したフォーマットに従っているかを確認したいと思います。

 

当社は、support@bubble.ioの補足として当社のウェブサイトでライブチャットを展開することを検討しています。

ですが、上記の対応時間の鋭い改善に基づいて今後これを採用する予定をしています。

 

また、学校や企業向けのプライベートブートキャンプを開発しています。ご興味がありましたら、support@bubble.ioまでお問い合わせください。

 

先月、カスタムドメインの設定に関する問題をデバッグしやすくするための作業の大部分が完了したことを報告しました。この作業の範囲を少し拡大し、設定タブに対して潜在的なフロントエンドの変更を検討しています。

 

SelectPDFの代替サービスを製品化しようとしています。正直なところ、プロジェクトの完了日とその仕事を担当しているインターン生の最終日との間のちょっとした競争となっています。つまり、インターン生が去る前に完了しなかった場合、それをチーム内の他のメンバーに渡してやり直しをさせて人々のスケジュールが空くまでリリースを延期する可能性があります。

 

Bubbleは依然として新しいレスポンシブエンジンの要素ごとの作業を行っています。

エンジンコアと新しいレスポンシブエディタは完成しており、ユーザテストとロールアウトを予定しています。一部のユーザは新しいエディタで、直感的であることを確認し、満足したら、テンプレート作成者にシステムのプレビューを提供し、テンプレートを公開前に新しいシステムに移植できるようにします。

ほとんどのテンプレートが初日に互換性を持つようにするためです。アプリケーションは新しいシステムに一度に1ページずつ移植されます。新しいアルゴリズムは少しずつ動作が異なり、コントロールと設定が異なるため、手動でページの外観と振る舞いが期待どおりであることを確認する必要があります。

 

エディタの全面的な再設計については夏までにユーザとのアルファテストを開始する見込みです。というのは、まだ内部監査の初期段階で、コミュニティの時間を有効利用して当社で発見できる問題を指摘していないと考えているためです。

 

採用情報

ビジネスのあらゆる側面で積極的に役割を探しています。特に、Bubbleの経験があり、成功チームに参加できるEUを本拠地とする人物を探しています。当てはまると感じBubbleと仕事をしたい場合は、ぜひ応募ください!

 

当社の事業は、常にコミュニティによるサポートとエンゲージメントによって成り立っています。では、素敵なBubble生活をお過ごしください。

 

この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか?

5月のバグ対応が過去で早かったことや、Bubbleのフルタイムエンジニアが11人しかいないとは驚きでしたね。

私もBubbleのフォーラムやサポートチームは毎日のように連絡を取り合っているのですが、対応が早くて本当に感謝です。
(先日は現地時間で土日なのに帰ってきました)

 

レスポンシブに関して、今後大きなアップデートが来そうでとても楽しみですね。

それでは以上が5月分のアップデートレポートでした。

これから毎月、日本語でわかりやすく解説していきますので、役に立った方はぜひシェアお願いします。

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